ギガバイト「i-RAM」ファーストインプレッション

ガバイトのRAMディスクユニット、「i-RAM」の使用記が記事になっていました。
RAMディスクといえば、DOS時代からパソコンに触っている人はデバイスドライバで組み込まれて
メインメモリの一部を拝借するタイプのものを思い出す方も多いかと。
しかしこのi-RAMはそんな生っちょろいものではなく、物理的にDDRメモリをボードに挿し、
そのボードをシリアルATAコネクタに繋いでHDDとして認識させるという代物。
メモリのアクセススピードは物理的な磁気デバイスであるHDDとは比べ物にならないので、
どれほどアクセスが早くなるかが注目のポイント。


さて実際の記事を読んでみて・・・う〜ん微妙。容量的な問題はこのボードのせいではありませんが、
システムドライブとして使うのにはかなり無理がありそうです。


容量が限られているのでシステムドライブとして使用する上に
アプリケーションをインストールするというのは現実的ではありません。
システムドライブを別に用意して、コレにアプリをインストールということも
考えられますが、そうすると今度は起動の高速化という恩恵が受けられなくなります。
そもそもコンセントぬいて16時間で内容が消えてしまうような
媒体にWindowsやアプリをインストールするのはかなり無謀という気がします。


筆者としても、こういうコンセプトの製品は非常に好きなのですが・・・
実際のメリットとしては今ひとつ、というところでしょうか。