S95 RAW-DPP現像とJPG撮って出し比較

S95を買って以来基本RAWで撮影してDPPで現像しているのだが、JPG撮って出しとどの程度差があるのか比較してみる。
まずはJPG撮って出し。

次にRAWで設定を全く弄らずにJPG出力した物。

わずかに輝度が違うくらいで、描写・色にはほとんど差が無い。
そしてレンズ収差補正、ヒストグラムなどで追い込んでみた物。

見て分かるとおり、レンズ収差補正で電信柱が真っ直ぐになり、ヒストグラムの追い込みで空の青さも戻ってきている。
面白いのは画像が縦横共に数十ドットずつ大きくなっているところ。
にもかかわらずレンズ収差補正のため写っている範囲は狭くなっている。補正前の画像を単独で見ると不自然さを感じないが、
補正後と比べるとレンズ収差はもちろん空の色やハイライトのどぎつさにも違和感がある。
色合いはいじってないので、ヒストグラムとハイライト・シャドウの調整だけでこれだけ色が変わったことになる。
この程度の補正はDPP上で非常に簡単。むしろやり過ぎて不自然にならないように気をつける必要がある。
これを見て「ああ、やっぱりRAWで撮るべきだよなあ」と改めて思うのであった。