グラボのおはなし

筆者はWindows版でFFXIをプレイしております。
FFXI自体3年前のゲームなので、低解像度でプレイしたり天候エフェクトを切るなどすれば、
そこそこのスペックのマシンでかなり快適に動作します。

しかしせっかくWindows版でプレイするなら、できる限り高解像度で
かつフルエフェクトでプレイしたいと思うのが人情というもの。
ゲームの快適さを左右する要素はたくさんありますが、その中でも比重が高いのはやはりCPUとグラボ。
ちなみにグラボとは言うまでもなくグラマラスボディーグラフィックボードの略です。

さて、快適さを知る指標としてベンチマークソフトがあるわけですが、
FFXIをプレイするならやはりhttp://www.playonline.com/ff11/multimedia/download/bench/index.htmlははずせません。
新しいグラボが発売されると雑誌の記事などでこのベンチの数値が掲載されたりします。
しかしその数字だけでは実際の使用感などは知ることが出来ません。
幸い筆者はnVIDIAATI両方のグラボを実際に使ったことがあるため、
簡単なレビューを書いておきたいと思います。
ただし、多分に主観が入る上、CPUなどの環境が違えば全然違う結果に
なる可能性があるため、あくまで参考程度にとどめてください。

nVIDIA GeForce6800GT

実際の製品はLeadtekの"WinFastPX6800GT TDH"。
6800GTは7800GTXの登場まで6800Ultraに次いでnVIDIAのハイエンドの一角だったチップです。
実際の使用感としては、低負荷時は非常に安定している感じ。
描写の崩れもなく、これといった癖がありません。
しかし、高解像度・高負荷になると、かなり早い段階からヘタれます。
ジュノ下層やデュナミスでの戦闘時などは目に見えてfpsが落ちます。
静音性にこだわったLeadtek製品らしく、3Dゲーム時以外ではかなり静かです。

ATI RADEON X800XL

実際の商品はCanopusの"MTVGA X800XL"。
今現在使っているのがこれです。
6800GTに比べると、描写に不安定さが見られます。(正確にはATIのドライバとFFXIの相性というべきでしょうが)
遠景のオブジェクトがちらついたり、(バス商業区の競売部分が顕著)
自分が通り過ぎたあとの地面の描写が崩れたり(ヨアトル大森林で多発)
洞窟の壁の描写が崩れているところもあります。(特にラングモント峠)
しかし、高解像度・高負荷時のパフォーマンスはかなりの粘りを見せます。
同条件で6800GTと比べるとfpsの落ち込みは体感で分かるくらい差が出ます。
やはり静音性にこだわった製品のため、ゲーム時以外は静かです。


と、言うように一長一短な訳ですが、nVIDIAの新ハイエンドチップ7800GTXは
6800シリーズに比べてかなりパフォーマンスアップした上に
発熱も抑えられているという話なので、これとX800XLを比べるとまた別の結果が出るかもしれません。
ちなみに、Windows版の画面効果の中で一番負荷が高いのが影の計算です。
「重いな〜」と思ったらキャラクターの影をOFFにするとかなり軽快になりますよ。お試しあれ。