トリコ最新刊他

トリコ 13 (ジャンプコミックス)

トリコ 13 (ジャンプコミックス)

このマンガの味の表現は、現実的でないにもかかわらず本当に美味そう。例えばこんな感じ。


「これが本物の…」「センチュリースープ!」
全員が――センチュリースープから立ち上るオーロラの美しいゆらめきを…目で楽しみ…
何十時間も煮込み適温に保たれたスープの優しい温もりを手のひらで堪能し…
数百もの具材が織りなす濃厚な香りのハーモニーを…鼻で頬張り…
どこまでも透明で透き通ったスープの上品な音色を…耳で満喫し…
そして…太古から伝わる“伝説の味”を…先人たちの功績を…意思を…数多の笑顔が詰まった幸福の記憶を…
再現してくれた小松に感謝をしながら…口で…舌で…全身で…たたえ…!噛みしめ…!味わった!!
(――え!?何だ…噛んじまった…味が濃厚すぎて一瞬ハンバーグステーキを口に入れたのかと思ったぞ…)
(“旨み”の種類・数がハンパなく詰まってる…)
(太古より積み重なったおいしさのぶ厚い層が口の中でだんだんほどけて広がっていく感じだ)
(今まで眠っていた原始的味覚が少しずつ起こされていくぞ…!)
(太古の味なのに…なんて“新鮮”…なんていう満足感…)
(これがセンチュリースープか!)
(な…何だ!?目尻が…下がり、口角が上がっていく…?“笑顔”になろうとする顔を止められねぇ…!)
(美味しすぎて…満足すぎて…ニヤけちまう〜!)
第12巻「“小松”のセンチュリースープ!」より


これをマンガで見ると本当にそういう味がありそうに感じるのがスゴイ。

バクマン。 12 (ジャンプコミックス)

バクマン。 12 (ジャンプコミックス)

奥様と共同購入中。