E5cその後

さて、E5cを使い始めて4日ほど経ちました。
あれ以来、家にいて音楽流してない時はXLO流しっぱなしな訳ですが、
その甲斐もあってか大分音が変わってきました。
具体的にはキンキン耳障りだった高音から角が取れ、
逆に量はあってもぶよぶよだった低音は引き締まって輪郭がはっきりしました。
その結果、高音と低音に一体感が出てきました。


こういうこと書くと、「エージングってよく言うけど、ホントに音が変わるのー?」と訊かれます。
高級オーディオの世界ではエージングというのはやって当たり前、みたいなところがあります。
スピーカーは言うに及ばず、スピーカーケーブルさえも交換した直後と
しばらくエージングした後では音が違う、と言われます。それを聞いて筆者は


「さすがにそれはどうだろ・・・」


と思うのです。スピーカーなら、経時変化で内部が乾燥したり、接着部分が柔らかくなったりして
音が変化することもあるかもしれませんが、ケーブルに関しては電気信号をしばらく流したくらいでは
物理的に分子構造が変わるわけもなく、つまり音が変わるわけがない、と。
筆者は理系の人間でして、元来、科学的に説明できないものは信じないタイプなのです。でもね。


ヘッドホンに関しては実際音が変わるんですよ。


なんで音が変わるのか正直わかりません。もしかしたら「耳のエージング」、
つまり聞いているうちに耳の方がその音に慣れてゆき、
心地よく感じるようになる、というのもあるかもしれません。
なので前記の疑問に対する筆者の答えとしては、


「物理的に変化したかどうかはわからないけど、少なくとも筆者が感じている音は変化している」


という、なんとも奥歯に物が挟まったような言い方になってしまうのです。困ったもんだ。


しかし今は3連フランジを使っているのですが、ちょっとした挿し込み方の違いで全然音が
違って聞こえるのが正直困ります。
うまくいくと「おっ、コイツこんなにエッジの立った音出したっけ?!」と思う反面、
ダメな時は「うわー、低音から高音までグダグダだ・・・」という感じ。
本人は同じように挿し込んでるつもりなのでさらに性質が悪い。
遮音性も大して変わらないし、透明チップに戻そうかな・・・