米Sony、APSクラスサイズの1,030万画素CMOSを搭載した「Cyber-shot DSC-R1」

ソニーからレンズ一体型デジカメの新機種、Cyber-shot DSC-R1が発表になりました。
この機種の最大の売りはレンズ一体型としては初めてAPS-C並の大きさの撮像素子を採用したところ。
具体的な大きさは明言されていませんが、本体写真のレンズ部を見ると焦点距離が14.3-71.5とプリントされています。
35mm換算で24mmからのズームということは24÷14.3で焦点距離は約1.68倍。
いわゆるAPS-Cが1.5〜1.6倍なので、それよりは一回り小さいですが、それでも一体型では破格の大きさです。
画質は撮像素子だけで決まるものではないですのでサンプルが出てくるまでは分かりませんが、期待は出来そうです。
問題はこのカメラの位置づけ。1000ドルということは日本円で10万円以上することになります。
低価格デジ一眼がレンズキットで10万を切っている現在、これを選ぶ積極的なメリットとして考えられるのは・・・

  1. 35mm換算で24-120mmという広角から望遠までをカバーしている
  2. レンズ一体型なので撮像素子にゴミが付着する心配がない
  3. EVF採用でリアルタイムスルー表示が行える

・・・これくらいしか思い浮かびません。
1.は逆に言えばその画角以外は使えないという事だし(一本のレンズとしてみれば使いやすそうですけどね)
2.はデジ一眼でも28-300mmクラスのレンズ着けっぱなしにすればいいだけだし、
3.は・・・写真というよりは動画撮影に必要な機能だし・・・
うーんうーん、どれもメリットといえるほどではないなぁ・・・(´・ω・`)